天武館少年剣道クラブ

天武館少年剣道クラブは1957年に設立された熊本県下でも有数の歴史ある道場です。天武館はその60年の歴史の中で数々の実績を残し、近年では平成23年度・24年度「全日本少年少女武道（剣道）錬成大会」において2年連続ブロック3位入賞（敢闘賞）、平成28年度には天草市で開催された「第51回建国記念の日剣道大会」で団体優勝しました。

天武館の練習は武道の厳しさを残しつつ近代スポーツの考えを取り入れ、こどもたちの体調を配慮した指導が行われています。7名いる指導者を始めとして運営スタッフには医療・救急関係者が多く在籍し、こどもたちが安全に練習できる環境が整っています。

また、天武館では防具・道着の貸出（無料）も行っており、初期費用を抑えて剣道を始めることができます。

剣道は礼儀作法を学ぶだけでなく、あらゆるスポーツの基礎づくりができます。天武館には他のスポーツも行っているクラブ生や、中学生から別のスポーツを始める方もいますが、剣道で培った運動神経や判断力が役立っています。

歴代の天武館OBは素晴らしい成績を残していますが、特筆すべきは平成30年度高校剣道において選抜、インターハイ、国体で全国制覇を成し遂げた九州学院高校のレギュラーメンバー（先鋒）の福田敏樹さんです。福田さんは天武館（南小）から九州学院中学、九州学院高校に進学し、鍛錬を続けられました。そして、全国の強豪が集まる九州学院中学/高校剣道部でレギュラーを獲得、全国制覇に貢献されました。才能はもちろん、相当な努力がなければ実現しないことです。

福田さんは天武館在籍時、栖本町少年剣道大会（勝ち抜き戦）の決勝戦で天武館が相手チームに4人抜きされ後がない状況で大将として5人目に登場、そこから5人抜きを決めて天武館を優勝に導いたエピソードがあります。また、栖本町少年剣道大会には27年前に打ち立てられた前人未到の「19人抜き」という記録があります。その記録を作ったのも天武館の選手です。